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2022年2月9日

金融政策とFXの関係

世界の国にはその国の通貨を発行する中央銀行が存在しています。例えば日本であれば日本銀行が「円」を発行しています。日銀は円の流通量を管理することで、デフレを抑えてインフレに傾斜させ、景気をよくするような政策を取っています。民主党政権から自民党政権に戻ってからは政府と日銀は協力して金融緩和と景気対策を打ち出してきました。

日銀は異次元の緩和としてマネタリーベース(日銀が直接コントロールできる資金供給)を調整したり、目標インフレ率を設定しました。これを見た海外は円の価値が下落すると考え、短期間で円高水準から円安方向へと動きました。これがアベノミクスの結果の1つです。金融政策を行っているのは日本だけではありません。

ユーロを発行しているECBもアメリカのFRBも、イギリスのBOEもオーストラリアのRBAも行っています。特にECBは域内に様々な事情を抱えた国がたくさんあるため、金融政策の取り方は難しいです。金融政策の変更はFXに大きな影響を与えます。金利を上げればその国の通貨が買われます。

ただし株価は景気悪化が心配され、下落することもあります。緩和すれば景気対策として、株価が上昇しやすくなります。ただし各国が緩和合戦になってしまわないように注意を呼びかける声もあります。通貨安競争となってしまえば、歯止めがきかなくなってしまう可能性があるためです。

FXをするのであれば、購入する国がどのような金融政策をしようとしているのか知っておく必要があります。将来的に緩和終了をすると予想されていれば、その国の通貨は上がりやすくなるためです。FXは将来を予想して投資する金融商品です。

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