オンライン払いを利用している人はフィッシング詐欺に注意しなければなりません。フィッシング詐欺とは、銀行やクレジットカード会社を装って電子メールを送り、登録情報を確認するなどとしてパスワードやID、口座番号や暗証番号、クレジットカード番号などを入手することです。偽のメールにはURLが添付されており、本物そっくりに作った偽のサイトに誘導して暗証番号を入力させます。最近では手口が巧妙になって、ウイルスを使ったフィッシング詐欺が増えています。
金融機関のふりをしてファイルを添付したメールを送ります。受信者がファイルを開くと暗証番号を求められますが、このファイルはウイルスで個人情報を入力すると第三者にその内容が漏れる仕組みになっています。表示される画面やロゴマークが実在する金融機関にそっくりなので、疑うことなく入力してしまいます。知名度の高い金融機関のオンライン払いを利用していても、これらの詐欺に遭う可能性があります。
SNSやオンラインゲームでもオンライン払いが増えていることから、これらの分野でも詐欺が横行しています。アカウント情報を入手すれば、なりすましができてメッセージの送信や書き込みをすることで、関係者の情報を聞き出すとができます。オンラインゲームではオンライン払いで購入したゲームのアイテムを盗まれて、転売される被害が考えられます。被害に遭わないためには、サイトのプロパティを開いて本当にいつも使っているアドレスか確認します。